しらす、嗅がされる
「ヒマだなあ…」
しらすが座椅子とクッションの上に、伸びています。
「ヒマなんだよね」
かなりのカメラ目線で、「構って」とアピールしてきます。
その割には、何だか眠そうです。
「ヒマだから、毛繕いでもしようかな」
ペロペロと舐め始めたしらす。
「ん?」
しらすが毛繕いを止めました。
みすたんが動き出したので、気になるようです。
余談ですが、どこにいても、眠っていても、しらすを見ると目が合います。
テーブルの上から覗いても、下から覗いても、目が合います。
人が動くと気になるしらす。
いつも昼寝をしていますが、熟睡はしていないのでしょうか?
「ほれ」
みすたんがペットボトルを近付けます。
反射的に鼻を近付けるしらす。
くんくんした、その瞬間。
「ニャ!」
飛び起きて目を丸くするしらす。
近付けたのはアップルティーですが、どうやらお気に召さなかったようです。
他にもサイダーやお茶など、色々な物を嗅がせているみすたん。
炭酸や酸っぱい臭いの物は、逃げて行きます。
刺激的なものが嫌いなのでしょうか?
野生の本能として「酸っぱい=腐っている」という事で、嫌なのかもしれませんね。
「ああ、びっくりした…」
もう少し穏便な方法でヒマを潰したい、しらすでした。
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