賢いんです


窓の外を眺めるしらす

みすたんちに来て、1年を過ぎたしらす。
今日はワクチン接種の日です。

みすたんと私が支度をし始めると、何かを察してソワソワするしらす。
近くを通り過ぎると、慌ててダッシュで逃げます。
きっと、捕まったらお留守番なのだと思っているのでしょう。

「走り回ってるけど…ちゅんこが捕まえてくれる?」
しらすの興奮ぶりに、みすたんが呟きます。
「捕まえる必要はないよ。キャリーを置けば入るから」
「うそー?」
みすたんは実際にキャリーに入るしらすを、殆ど見た事がなかったようです。

「しら、お出掛けだよ。一緒に行く?」
そう言ってキャリーを部屋の中央に出し、入り口を開けます。
「ニャー」
とことこと歩いてきたしらすは、そのままキャリーに入りました。
先程までダッシュで部屋中駆け回っていた猫とは思えぬ、おとなしさです。

「しらす、分かるんだよね。賢いもんね」
「ニャー」
「賢くないよ、おバカだよ。トイレの後、何もない所を掘ってるじゃない」
ツンデレの猫バカであるみすたんは、素直にしらすの功績を認めません。

キャリーを置くと、自分から入るしらす。
(「しらす、インしてみる」「再びシンしてみる」「キャリーが大好きです」参照)
どれだけ一緒にお出かけしたいのでしょう?
案外、車の中やドライブが好きなのかもしれません。
勿論、車内ではリードで自由にしないと文句を言いますが…


動物病院での注射も、刺された瞬間にピクッとするだけ。
獣医さんにも「偉いね」と褒められるしらす。
なでなでされる姿は、心なしか誇らしげでした。

窓の外を眺めるしらす

「僕、賢いオトナのにゃんこだもん♪」

偉いぞ、しらす。


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