男の戦い
どこからか感じる、鋭い視線。
獣の眼差しです。
…何故、そこから覗く。
座椅子とクッションの上に置いてあった、シャカシャカ袋。
その中に入り込んだしらすは、じっと身を潜めてこちらの様子を窺っています。
バレバレですが。
「うーん」
じっとしているのに飽きたのか、しらすが出てきました。
伸びをすると、こたつの中に入っていきます。
どうやら、眠かったようです。
「あー。いい枕があった」
それ、枕じゃありませんよ。
みすたんの足ですよ。
この後、
→しらすの存在に気付かぬみすたんが足を動かす。
→しらす、びっくりして、抗議のひと噛み。
→みすたん、びっくりして、しらすを捕まえようとする。
→男の戦い。
…という、いつもの流れになります。
「いい運動したなあ」
そうして、今日もぐっすり眠るしらすです。
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