猫バカの扱い方
それは、ご飯を作っている時でした。
しらすの姿が見えないので見回してみると。
いました。
魚の焼ける臭いが気になるようです。
「いい臭いがする」
相変わらず、「食べたい!」というわけではないしらす。
(「しらす、嗅いでみる」参照)
「ちゅんこの食べ物なんだよね」
食べている所を何度も見て、臭いを嗅いだ事のあるしらす。
私とみすたんにとって「食べ物」だという事は、理解しているようです。
「僕のご飯じゃないな…」
暫し臭いを嗅ぐと、その場を離れるしらす。
「僕のご飯は、ここなんだよね」
床下収納をくんくんするしらす。
確かに、そこにはしらすのキャットフードが入っています。
でも、未開封ですけれど。
どれだけ鼻が良いんですか。
それとも、覚えているという事でしょうか。
何故か床暖房付き寝床に入ったしらす。
ちょこんと出された顔に、猫バカはときめいてしまいます。
「じゃあ、ご飯ちょうだい」
…そういう魂胆ですか。
しらすは猫バカの扱い方を覚え始めたようです。
Copyright (c) misutan. All Rights Reserved.