尿検査で出ました


しらすの尿検査の為に、動物病院にやってきました。 (「採尿大作戦」参照)

お玉のおかげでチーがたっぷりと染み込んだ採尿スポンジを提出し、しばし待ちます。
平日なので混んでいはいませんが、2つある診察室の1つはどうやら何かの治療をしているようです。
この分では、しばらく待つのでしょう。
せっかくなので試供品コーナーを覗きます。
本日はキャットフードが山盛りなので、期待できます。
「去勢後・オス用」「避妊後・メス用」「毛玉ケア」「高齢猫用」
…残念。
仕方ないので、猫雑誌を呼んで待ちます。

すると、先生が待合室にやってきました。
診察室が混んでいるのと、しらすの診察はないのでその場で説明してくれるようです。
いつもの女医さんがお休みだったので、今日は違う先生でした。
しらすの骨折疑いの時に診てくれた先生です。 (「しらす、ぷるぷるする」参照)

「実は、しらすちゃんの尿からこれが出まして」
説明用とおぼしきカラー写真の1つを指します。
塩の結晶みたいなものがそこにはありました。
ストルバイト結晶というそうです。
しらすの尿からは沢山のストルバイト結晶、蛋白、潜血が出ていました。

ストルバイト結晶が固まって結石になるのが、猫では多いそうです。
潜血があるので、炎症を起こしている可能性もあります。
蛋白が出ているので腎機能が気になりますが、今回は尿比重は問題ありません。
ただ、結晶や赤血球は重いので比重はあまりあてにならない、とのことでした。

「尿のpHが酸性でないといけないのですが、しらすちゃんは7です」
「アルカリ性ですね」
「食事でアルカリに傾きやすかったり、体質もあるんですけれど。
 しらすちゃんは、ごはんは何を食べていますか?」
「ねこ元気です」
「じゃあ、しらすちゃんには合わないのかもしれませんね」
しらすは他の物を食べていないので、その可能性が高いのでしょう。
「治療食のサンプルをいくつかお渡しします。それを食べさせて下さい。
1番食べた物の袋を持ってきて下さい」

ということで、治療食のサンプル4種類と、止血・整腸・抗炎症・pH調整の薬をもらって帰ります。
みすたんにメールで報告です。
「ねこ元気、ガツガツ食べてたのに」と驚いています。
「あれじゃない?蟹好きの甲殻アレルギーみたいな」
「何それ?」
「知り合いにいるの。蟹大好きだけど、食べると体中真っ赤になるらしい」
「なるほど」
前回血液検査をしていて、腎機能に異常はなさそうだったので取り敢えず心に余裕が持てます。
術前検査で尿を調べなければ、結石が詰まるまで分からなかったかもしれません。
なにせ、よく食べるし遊ぶし、尿も普通にしていたので。
そう思うと、見つかってラッキーです。

家に帰って、しらすに薬を飲んでもらいます。
シリンジで抵抗なく飲むしらす。
そういえば、この子はシリンジから飲むのが好きでした。 (「しらすの安静生活」参照)
これから、サンプル試食の日々が始まります。

菓子入れに乗るしらす

お菓子入れに入ってる場合じゃないですよ。

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