しらす、運ぶ

天気もいまいち。
外を見るのも飽きたしらす。

何か面白いものはないか、探しています。
そこに、みすたんからの差し入れが届きました。

チラシを丸めたボールです。
しらすは喜んで飛びつき、キックします。
ボールは遠くへ飛んで行ってしまいました。

拾います。
ボールをくわえては戻り、飛ばしては拾います。
みすたんにボールを投げられたら、追いかけてくわえて帰ってきます。
何度でも、繰り返します。

しらすには猟犬の血でも流れているのでしょうか。
鍛えればいつか、フリスビーとかキャッチして戻ってくるようになるのでしょうか。

そして、大好きな箱の中へ。
案の定、箱の下の方に落としたボールが拾えず、ニャーニャーと鳴いています。
「取ってよー」と言っているのでしょう。
箱の外にボールを出すと、それを追いかけ、くわえて箱に入ります。
エンドレス。
どれだけ箱が好きなんですか。

そんな事をしている内に、疲れたしらすは行き倒れ。

こうして、しらすの一日は過ぎて行きます。