しらす、粗相する


本日は、大きくなってきたしらすの為に、寝床(ダンボール製)をリニューアルです。

ダンボールタワーと新しい寝床

手前に置いてあるのが新居です。
大きさと高さにゆとりができました。

新しいダンボールタワー

今までの寝床は階段タワーに取り入れました。
設置した瞬間に飛び込んでいたので、気に入ってくれたようです。
初代の寝床はしらすハウスの3階に設置してあり、飛び込んだり乗ったりして遊んでいます。

…さて、上の2枚の写真をよくご覧下さい。
しらすハウスの入り口前のユニット畳がありません。
その畳が窓の所に立て掛けてあるのが分かるでしょうか?
窓の向こうに簾が見えるのですが、これが悲劇の引き金でした。

我が家のリビングはとても日当たりが良く、朝から夕方近くまで日が差し続けます。
日差しは気持ちいいのですが、この季節は一気に室温が上昇てしまいます。
シャッターを半分下ろし、直に日が差さないようにしてなんとか温度を保っていましたが、そろそろ限界です。
「簾をつけるか」
2階には簾をつけており、そこそこの効果を上げていたのです。
簾とフックを購入して帰宅し、窓の外に椅子を出して取り付け部分を雑巾で拭きます。
しらすはバタバタと動く二人の周りをうろうろし、窓辺に運ばれた簾を飛び越えます。
簾を掛けるフックは接着剤を溶かしてくっつけるものでした。
外に出ているみすたんにライターを渡すと、すぐ室内に戻ってきました。
「風が強いから、うまくできない」
室内でライターの火を点け、フックの接着剤を溶かすみすたんと、それを見ている私。
しらすはニャーニャーと鳴いています。
接着剤が溶けたら外に出て取り付ける。
これを2つ行うと、みすたんが室内に戻ってきました。
「接着剤が固まるまで、時間がかかりそう」
みすたんはそのまま雑巾を洗いにリビングを出て行きます。
ふと足元を見ると、しらすがビーズクッションの上にいます。
クッションの生地の色が、変です。

「みすたーん!」

私はクッションのカバーを外し、みすたんのいる洗面所に走りました。
「どうしたの?」
「しら、チーしたかも」
濡れたクッションカバーを見せると、タオルを濡らしてリビングに戻ります。
クッションの濡れている部分をタオルで吸い取ると、ほのかに黄色。
「やっぱり、チーだ」
ショックというか、心配です。
今まで一度たりともトイレ以外で排泄したことなんてないのに。
「ライターの火が怖かったのかな? ストレスで粗相したりするんでしょ?」
みすたんに言われてみれば、確かにニャーニャーと鳴いていました。
そんなに怖い思いをさせたのか、と二人でしらすを撫でながら謝ります。
当のしらすは静かに撫でられています。
それにしても、火に近付いていないのに、そんなに怖いものなのでしょうか。
周囲を見渡し、それを見つけてしまいました。
しらすハウスの扉が、閉まっている。

「みすたん。しら、トイレに入れなかったのかも」

普段、1階の扉は外してあるのですが、簾を買いに出かけた際にケージを使ったので扉を閉めました。
帰宅して扉を開け、しらすが出た後、そのまま簾取り付け作業に入ったのです。
窓辺に椅子や簾を運んだ時、何かが触れて扉を閉じてしまったのでしょう。
鍵はかかっていませんが、しらすにしてみれば入れる場所が塞がれた状態だったと思います。
トイレに行きたいのに、家に入れない。
ニャーニャー鳴いてみるが、気付いてもらえない。
そうしている間にも、尿意が我慢の限界だったのでしょう。
それでもどこでもいいからしてしまえ、というのはプライドに反したのでしょうか。
色が土っぽくて(クッションカバーはこげ茶色)、砂のように足でかく事ができ、隠せそうな所…
それで、ビーズクッションにしてしまったのでしょう。
しらすなりに一生懸命考えたのだろうと思うと、怒るどころか申し訳なくなりました。

カバーはすぐ外し、クッションに染みた水分もタオルで吸い取ったのですが、なにせ相手は液体。
一部が下の畳に付いてしまい、タオルで叩き、散々ファブリーズされた後にこうして干されたのです。
しらす、ごめんね。


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