ドライブ大作戦


突然ですが、私の実家は兼業農家です。宮城県でお米を作っています。
今年も稲刈りの手伝いをしに帰省することになりました。

ここで問題です。
いつも車で帰省しているのですが、のんびり休憩をはさんで大体6時間くらいかかります。
そうすると、行きと帰りで1日潰れます。
稲刈りをして次の日に帰ったとしても、3日はかかる。
いつもは適当な日程で動いていましたが、そうはいきません。
今年は、しらすがいるのです。
しかも、稲刈りは直前まで予定がはっきりしません。
米の実り具合、天候(当日だけ晴れてもダメです)、機械の問題もあります。
出来れば日程に数日の猶予が欲しいところ。
こうなると、数日かかることになります。

選択肢は3つ。
@ 家で留守番。
A みすたんの実家に預ける。
B 一緒に連れていく。

@は毎日来て世話をしてくれる人が確保できず却下。
Aは世話はしてもらえるが、結局ケージで留守番。
猫は1〜2日の旅行なら留守番の方が負担が少ないらしいのですが、寂しがりの猫は飼い主と離れる事が負担の場合もあるとのこと。
何より、私達がしらすの様子が気になります。
そして、B「こうなったら、休憩を多めに取るようにして連れて行こう」ということになりました。

お出掛けキャリーは室内に置いて慣れているので、入れられても平気です。
今まで何度も動物病院に通っているので、車に乗るのも経験済みです。
しかし、相手は6時間越えと思われる長旅です。
今から少しずつ準備をしなければなりません。
まずは、どうやってドライブするか。
今まではキャリーに入った状態で車に乗っていましたが、これでは自由にトイレに行けません。
全くのフリーにしてしまうと運転の妨げになる恐れもあるし、しらすが危ない目に遭うかもしれないので却下。
リードを着けてドライブしている人もいるようですが、現在、我が家にリードはありません。
それなりの自由行動が取れて、運転としらすの安全を守れるものでないと…
「ケージで行けばいいんじゃない?」
しらすハウスは3階建てのケージですが、パーツを組み立てて作ってあります。
それを外して1階部分に屋根を付ければ、平屋のケージになるのではないかと思い付いたのです。
それにケージがあればしらすは馴染みの空間で過ごせます。

ケージの1階部分を切り離しました

ということで、早速解体です。
見事に平屋のケージと謎のジャングルジムが出来上がりました。
しらすは作業中から気になって仕方ないらしく、ケージの周りをうろうろ。

ケージに飛びかかるしらす

「僕の家がー!」
とでも言いたいのでしょうか?
ケージに飛びつくしらすです。
屋根も、もともとそこにあったかのようにぴったりです。
みすたんがケージのサイズを測り、車に乗せられるか調べていると、しらすがとんでもないことに。

ケージの天井で足を踏み外しそうなしらす

天井に乗ったしらす。
見ての通り、横棒が殆ど無いので足が落ちそうになるの堪えています。
しらすの体のブレかたが必死さの現れです。
もう少し考えてから登りなよ、しらす。

みすたんの実家に行くところだったので、車にケージをイン。
キャリーで車まで運んだしらすを、車内のケージに入れます。
車が止まっていれば、エンジンがかかっていても鳴くことなく外を眺めていますが、動くと鳴き始めます。
しかし、キャリーに入っていた頃よりは大人しめです。
どうも、しらすは様子が見えないと嫌なようです。
みすたんの実家では一通りパトロールするまでは慎重に行動していましたが、それが終わるとピアノに乗ったりテレビの裏に行ったりと元気にうろうろ。
その後、眠くなってケージに戻ってきました。

うちに帰ってくると、しらすはお昼寝です。
もともと昼寝をしかかっていた時間にケージ解体が始まって興奮して遊び回り、そのままみすたんの実家に行ったのでかなり眠いはずです。
知らない家に行って、しらすなりに気を遣ったのもあるのでしょう。

キャリーで丸くなるしらす

何故かキャリーの中でお昼寝。
しらすの体も、だいぶ大きくなりました。

キャリーで仰向けのしらす

何も、そこで寝なくてもいいと思うんだけど。
キャリー好きなんだね。

しばらくお昼寝をした後、ご飯を食べてトイレに行って、いつも通り遊び回っていました。
取り敢えず吐いたり元気がなくなるようなことはなかったので、少しずつ様子を見ながら車に乗せて行こうかと思います。


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