引っ張ったり、巻いてみたり
みすたんと母が、ロープで朝露を落としている頃。
待ちきれない父が動き始めました。
ロープ引っ張り隊の2人は、引っ張っては片方がバランスを崩す、の繰り返し。
綱引きでもしているのでしょうか?
戻ってくるのにはもう少しかかりそうです。
それでも、準備し始める父。
「どれだけ、待ちきれないんだ」
蛙さんも呆れております。
仕方ないので、ロープをお片付け。
みすたんが、見た事のないロープさばきで巻いていきます。
「何あれ?すごい!」
「速い!かっこいい!」
みすたんのロープ巻き巻きに、釘付けです。
いざ、出陣。
コンバインのデビュー戦です。
刈り出してしまえば速いコンバイン。
もう、あんなに遠くに行ってしまいました。
戦の最前線は、こんな感じです。
雑兵(蝗)が、猛者(コンバイン)の登場に、右往左往しています。
まだ、先は長いです。
戻ってきたみすたんに、綱引きの件を聞いてみました。
「帰りはロープの進行方向と稲穂の向きが逆で、大変だったんだよ。
綱引きして遊んでたんじゃないよ」
とのことでした。
みすたんの華麗なる「ロープ巻き巻き」を褒め称えている間も、コンバインは進みます。
稲刈りはまだ、始まったばかりです。
Copyright (c) misutan. All Rights Reserved.