稲刈りの前に


さて、そろそろ稲刈り部隊に合流しましょう。

四隅を刈った田んぼ

田んぼの四隅は父が刈り終えていました。
コンバインの方向転換の際に邪魔だからです。
ところが、近所の大規模農家のお兄さんはバックを駆使してそのまま刈っていました。
確認したところ、父はバックして行くのが嫌だそうで。
どうやら、運転者のポリシーと技量次第で四隅を刈る作業は必要ないようです。

ひび割れた田んぼの土

土はしっかり乾いていて、とても作業がしやすいです。

父は「ポンポンだ」と言っていました。
どうやら「土が乾いてひび割れている」と言いたいらしいのですが、聞いた事のない言葉です。
実の父ですが、言葉が理解できない事が多々あります。

稲穂

頭を垂れる稲穂。
綺麗ですね。

稲にとまる蝗

蝗(いなご)を発見。
田んぼを歩くと、彼らがピョンピョン飛び回ります。

そう言えば、「蝗の佃煮」という物をご存じでしょうか。
文字通り蝗を佃煮にした物なのですが、小さい頃には普通に食卓に上がっていました。
味はおいしいのですが、「これは何だろう」と考えたその日から食べる事ができなくなりました。
興味のある人がいないとも限らないので、一応レシピを書きます。

1、蝗を食べたいだけ捕まえます。
  大きさによる味の違いはよく分かりません。
2、ビニール袋などに入れ、排泄物を出してもらいます。
  お腹が空っぽになるまで頑張りましょう。
3、翅(はね)と脚をむしり取ります。
  食べた時に、口に引っ掛かるので。
  それでもいいなら、そのままで構いません。
4、沸騰した湯の中に蝗を入れます。
  翅と脚があると逃げ出しますので、蓋付きの鍋をお勧めします。
5、砂糖・醤油などで甘辛く煮ます。

友人は鍋から逃げた蝗を追いかけて鍋に戻すという、野性的な体験をしたそうです。
私は作った事も作っているのを見た記憶もありませんが、書いただけで食卓にいる蝗を思い出します。
ただ、これだけは言えます。
味は、美味しいんです。

はせがけ

お向かいは、「はせがけ」をしています。
近所ではこのタイプの掛け方が多いです。

田んぼと車やコンバイン

稲刈りシーズンの田んぼは、機械やら車やらで賑わっています。

田んぼを歩く鷺

稲刈り後は籾が落ちていたり、蝗が沢山いるので、鷺もウキウキしている事でしょう。

…あれ、一向に稲刈りできませんね。


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